変電設備

電気分野のスペシャリストが見守る、鉄道電気の要め

発電所から届く電気は非常に高い電圧です。この電気を鉄道や駅で使うため用途に応じた電圧に変えて送るのが変電設備。加えて、どこかの設備で故障が起こった場合に、電気の流れを遮断することで他設備への障害拡大を食い止めるのも変電設備の重要な役割です。各設備へ必要な電力を供給し続け、保護の役割も担う変電設備は、いわば鉄道電気の要め。TEMSは変電所に電気分野のスペシャリストを配属し、用途に応じた電圧に変える変圧器や電気を切る遮断器などの検査や修繕工事を正確に遂行することで、変電設備の安定稼働に寄与しています。

検査

特別高圧遮断器検査

特別高圧遮断器とは、異常な電気を素早く切るための設備です。変電所には7,000V以上の高い電圧の設備があるため、万一故障が生じると別の設備に障害を及ぼすことがあるので、故障時に機器がキチンと動作するよう、TEMSは日頃から検査を行っています。

直流高速度遮断器検査

直流高速度遮断器は、電車線の故障時に役目を果たします。変電所と電車線にある故障発生箇所を速やかに切り離し、他の設備への障害拡大を防いでいます。TEMSは直流高速度遮断器の定期的な検査を行っています。

操作連動試験

操作連動試験は、配電盤から遮断器などの入切操作を行うことです。遮断器検査の最終段階において配電盤から指令を発し遮断器が正常に動くのか確認しています。TEMSでは検査の仕上り確認をすることで安定した鉄道の運行に貢献しています。